日本クレジットカウンセリング協会とは?任意整理が無料って本当?評判や口コミも紹介
クレジットカードの使い過ぎや消費者金融のカードローンでの借り過ぎによって、借金地獄に陥ってしまう方は少なくありません。
「弁護士や司法書士に相談するのは勇気がいるし」「費用もかかるから不安」という方、「日本クレジットカウンセリング協会」という相談先があることをご存知ですか?
日本クレジットカウンセリング協会は、多重債務者など借金に悩む人たちを対象に電話相談やカウンセリングを無料で行っている組織で、なんと任意整理を無料で行うことができるのです。
日本クレジットカウンセリング協会とはどのような組織なのかを詳しく解説し、評判や口コミも紹介します。
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日本クレジットカウンセリング協会とはどんな組織?どんなサービスを受けられる?
「公益財団法人 日本クレジットカウンセリング協会」は、「Japan Credit Counseling Organization」の頭文字をとって、JCCOとも呼ばれます。
おすすめのクレジットカードや消費者金融のカードローンの使い過ぎによって「多重債務」に陥ってしまった方を対象に、電話相談やカウンセリングを無料で行っている組織です。
2012年、クレジットカードや消費者金融の正しい利用の啓発や多重債務の防止を目的に、立ち上げられました。
日本クレジットカウンセリング協会は次のようなサービスを提供しています。
- 多重債務ほっとラインでの電話相談受付
- カウンセリング
- 解決方法のアドバイス
- カウンセリング後、無料で任意整理
- 任意整理以外での解決が向いている場合は適切な機関の紹介
任意整理とは、利息分カットや利息カットした残りの借金総額を3年~5年で分割して返済したいという旨を債権会社と交渉し和解を目指す手続きです。
利息カットされれば、その分返済額が減らせる、そして残りを長期期間で分割返済することでさらに月々の返済負担を減らすことができます。手続き後も安定した収入の見込みがある、返済意思のある方といった条件があります。
自分の借金が任意整理でそもそも借金減額できるのか?については、先に「借金減額シミュレーター(借金減額診断)」を利用し調べておくと良いでしょう。
借り入れの状況により、最適な借金減額方法は異なります。
各債務整理については、それぞれできる条件やメリットデメリットも存在するため、あなたの借金問題の解決策は「任意整理」ではなく、個人再生や自己破産といった他の方法である場合もあり得ます。任意整理したけど意味なかった、任意整理しなければよかったとならないためにも、先に自分に合った債務整理を方法をしっておくことは大切です。
司法書士や弁護士の借金減額診断なら、無料でいつでも利用できるものが多いので、先に減額の目安を知るために活用してみてはいかがでしょうか。
電話相談やカウンセリングを受けるときの流れ
日本クレジットカウンセリング協会への相談は、まず「多重債務ホットライン」に電話をすることから始まります。
電話番号 | 0570-031640(多重債務ほっとライン) |
---|---|
受付時間 | 月曜日~金曜日(年末年始や祝日を除く)午前10:00~10:40、午後2:00~4:40 |
HP | https://www.jcco.or.jp/ |
「多重債務ほっとライン」は、借金の悩みを抱えた人なら誰でも無料で利用できる電話相談です。
電話相談をして、アドバイスをもらったり解決策を提示してもらったりすることで問題が解決する場合もありますが、解決しない場合は電話相談後にカウンセリング(面接相談)を受けることができます。
カウンセリングはお住まいの地域の近くにあるカウンセリングセンターや相談室で行われます。電話相談後に希望の日時を予約して、必要書類が郵送されたあと、最寄りのセンター相談室に直接足を運ぶ必要があります。
カウンセリングセンターは本部が東京に、支部が大阪にあり、相談室は全国に21ヵ所あります。
お近くにない場合も悩まずに相談してみてください。
しかし、センターや相談室が近くにない…借金問題をできる限り早く解決させたいのであれば、「相談無料」の弁護士や司法書士といった専門家への相談の方がおすすめです。
借金問題の解決に対し、豊富な実績を持っているプロが完済までサポートしてくれれる事務所であれば、安心ですよね。
その場合も、無料の借金減額診断で先に借金減額ができるかどうかを調べておくことをおすすめします。
借金を減らす救済措置って?
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カウンセリングを受けられる条件や持ち物について
電話相談は誰でも利用できますが、カウンセリングを受けるには以下の条件を満たさなくてはいけません。
- クレジットカードや消費者金融等の借金であること
- 返済意思があること
- 債務者本人が来所できること
- 減額や返済期間の猶予などで完済できる見込みがあるか
- 生活に必要な借金であること
カウンセリングの際に持参するものは以下のとおりです。
- 協会から届いた申込書
- 貸金業者名や借入額、借入日などがわかる書類
- 通帳など収入や支出がわかるもの
電話相談からおよそ1週間~数週間で、協会からカウンセリングの申込書が郵送されてくるので、記入しておきましょう。カウンセリングの際には申込書と併せて借金の状況がわかる書類も持参する必要があります。
カウンセリングをして任意整理ができると判断された場合は、「家計カウンセリング」が行われます。収入や支出の状況がわかる書類は家計カウンセリングでも役立ちます。
相談やカウンセリングにはどんな人が対応してくれるの?
電話相談には「アドバイザーカウンセラー」が、カウンセリングには「弁護士カウンセラー」とアドバイザーカウンセラーが2人1組で対応しています。
アドバイザーカウンセラーは、消費生活アドバイザーや消費生活コンサルタントなどの認定試験に合格した有資格者です。臨床心理士や精神保健福祉士などの専門資格を持つ人たちもいます。
弁護士カウンセラーは、その地域の弁護士会から推薦された弁護士です。債務整理が必要と判断された場合でも、弁護士は強い味方。債務整理の手続きもスムーズに進み、わからないことは何でも相談できます。
カウンセリングの際に債務整理が必要だと判断された場合は、協会を通じて任意整理を行うか、任意整理以外の方法が向いている場合は協力してくれる弁護士事務所を紹介されます。
任意整理とは?どんな手続きなのか理解しておこう
日本クレジットカウンセリング協会を介して手続きすれば任意整理を無料で行うことができますが、無料という言葉だけに飛びつくのは危険です。
任意整理は債務整理のひとつで、債権者と交渉して借金の将来利息をカットする手続きです。元金はカットできませんが、元金のみを3~5年にわたって返済していくので、負担は軽くなります。
他の債務整理は裁判所を介して手続きする必要がありますが、任意整理は交渉によって「任意で」成立するのが特徴です。
任意整理ができる条件は主に3つ
- ある程度安定した収入があること
- 完済するという強い意志があること
- 3~5年で返済できる見込みがあること
任意整理のメリット・デメリットは次の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・将来利息をカットできる ・対象の借入先を選べる ・手続きが簡単で時間がかからない ・借金の理由は問われない |
・個人信用情報機関(ブラックリスト)に約5年間登録される ・減額効果は他の債務整理に比べて低い ・債権者が交渉に応じてくれないと失敗に終わる |
任意整理のメリットやおすすめの人は?
今の借金を返済できない理由が高い利息による場合は、任意整理で解決できる可能性が高いです。
他の債務整理では、借入先を選ぶことはできず全ての借金を整理する必要がありますが、任意整理は対象の借入先を選べるというメリットがあります。
任意整理は交渉が成立するまで約3~6ヶ月かかり、手続き開始から半年ほどで返済がスタートするのが一般的です。他の債務整理では1年ほどかかることも少なくないので、手続きに時間をかけたくないという人にも任意整理はおすすめです。
また、任意整理はギャンブルの借金や浪費が原因の借金でも問題ありません。リボ払いを返済できなくなった場合でも任意整理できます。よって、リボ救済制度と呼ばれることもあります。
こちらの専門家の無料診断診断で、任意整理で借金減額できるかチェックしてみてください。
任意整理のデメリットで気になるのはやはり、ブラックリストに載ること
一方、任意整理の大きなデメリットは、個人信用情報機関に事故情報が載ること=ブラックリスト入りすることです。
ブラックリストに載ると、次のようなことが起こります。
- 新たな借り入れ、ローンが組めない
- クレジットカードの利用や新規作成ができない
- スマートフォンの機種代を分割払いできない
- 家賃保証会社の利用ができない
- 借金の保証人になれない
クレジットカードの作成や更新の審査では、個人信用情報機関の照会が必須なので、ブラック入りすると審査に落とされてしまう可能性が高いです。住宅ローンや教育ローンなど、ローンの審査においても同様です。
スマートフォンを購入する際も、分割払いはローンの一種なので信用情報のチェックが行われます。ブラック入りしていても契約自体は問題なくできますが、本体代は一括で支払うことになります。
家賃保証会社は信用情報をチェックしているため、引っ越しを考えている方は、家賃保証会社を利用しない賃貸物件を選ぶようにしましょう。
ブラック入りすると誰かの借金の保証人になることはできず、子どもの教育ローンや奨学金の保証人にもなれません。進学時期の子供がいる場合は、教育費をどのように工面するか、家族と話し合っておく必要があるでしょう。
任意整理をしてブラックリストに登録される期間は約5年。永久的に登録されるわけではないので、登録が解除されたら再びクレジットカードを利用したりローンを組んだりできるようになります。
減額効果が低いため、「任意整理しても意味なかった」と感じる人もいる!
また、ブラックリストに載るほか、任意整理には他の債務整理に比べて減額効果が低いというデメリットがあります。
「もっと減額できると思っていた」と感じる人も少なくありません。
任意整理の交渉には大抵の借入先が応じてくれますが、稀に応じてくれないこともあり、その場合は他の債務整理を選択せざるを得なくなります。
個人再生や自己破産といった他の債務整理が妥当な場合はおすすめの弁護士事務所を紹介してもらえるので、検討してみましょう。
日本クレジットカウンセリング協会は、個人再生や自己破産の相談もできる!
債務整理には任意整理のほかに個人再生と自己破産という方法もあります。どちらも借金の額が大きい場合に有効な手続きです。
個人再生は借金総額を5分の1に減らせますし、自己破産は免責が認められれば借金をゼロにすることができます。
任意整理は日本クレジットカウンセリング協会を介すると無料ですが、個人再生と自己破産は自己負担です。
個人再生とは?手続きの特徴や条件、メリット・デメリット
個人再生は、裁判所を介して借金の総額を約5分の1~10分の1に圧縮する手続きです。任意整理とは違って元金もカットすることができるので減額効果が高いです。
個人再生ができる条件やメリット・デメリットは次のとおりです。
個人再生ができる条件 | メリット | デメリット |
---|---|---|
・安定した収入があること ・借金の総額が5,000万円以下であること |
・減額効果が高い ・住宅ローン特則の利用でマイホームを守れる ・借金の理由は問われない |
・個人信用情報機関(ブラックリスト)に約5~10年間登録される ・手続きに1年ほどかかり、費用も高い ・保証人や連帯保証人が代わりに返済しなくてはいけない ・官報に住所や名前が載る |
自己破産とは?手続きの特徴や条件、メリット・デメリット
自己破産は、裁判所を介して借金を0にしてもらう手続きです。任意整理や個人再生のように返済していく必要はなく、すべての借金をチャラにできます。
自己破産ができる条件やメリット・デメリットは次のとおりです。
自己破産ができる条件 | メリット | デメリット |
---|---|---|
・支払い不能状態であること ・借金の理由がギャンブルや浪費ではないこと(裁量免責で自己破産できる場合もある) |
・減額効果が最も高い | ・個人信用情報機関(ブラックリスト)に約5~10年間登録される ・価値のある財産(家や車など)を処分される ・一部の職業に制限がかかる ・保証人や連帯保証人が代わりに返済しなくてはいけない ・官報に住所や名前が載る |
債務整理にはどの手続きにもメリット・デメリットがあります。
「任意整理のデメリットにこんなものがあるなんて知らなかった…」「任意整理しなければよかった」と手続き後に後悔しないよう、事前によく理解し、デメリットを抑えるために対策をしておくことが大切です。
ただし、目の前の借金返済がかなり辛く、借金が返せない…既に滞納してしまっているという場合は、2~3ヶ月で結局はブラックリスト入りしてしまうため、何もせずただ放置して状況悪化してしまうよりは、早く動くほうが賢明です。
ブラックリストには、債務整理したときだけでなく滞納したときにも載ります。滞納後61日を過ぎた頃に載るため、債務整理する方の中にはすでにブラックリストに載っているという方も珍しくありません。
日本クレジットカウンセリング協会の口コミを紹介
日本クレジットカウンセリング協会は、幅広い年代の方が利用し、借金問題の解決に至っています。公式HPでは相談事例が載せられていたので一部紹介します。
10~20代の相談事例と口コミ
事例①【20代男性】
ギャンブルが原因で多重債務に陥り、6社からの借入に加えて親戚や友人からも借りていて、残債の総額は600万円。20万円余りの月収のうち10万円以上を返済に充てている状況だった。
事例②【20代男性】
2社の消費者金融から借入していたが、薬物の使用で逮捕されてから施設に入所。入所時に1社は完済、もう一社の返済は残っていた。生活保護受給中のため債務整理するなら自己破産が妥当だったが、相談者は自立して返済することを希望。
30代の相談事例と口コミ
事例①【30代男性】
フリーター生活で生活費を補うためにカードを利用しているうちに自転車操業状態に。借入件数は5社、残債総額は140万円。
カウンセリングを繰り返しながら家計収支の見直しを図るうち、家計簿を記入することにも慣れてくる。契約社員となって安定した収入も得られるようになり、携帯電話はプランを見直して料金を減額するなど家計支出は節約。
事例②【30代夫婦】
月収は夫婦で20万円、夫は3社から借入し計120万円の借金を抱え、妻は奨学金返済を滞納、住民税や国民年金など税金も滞納している状況だった。お金のことが原因で夫婦喧嘩も絶えなかったため、協会に相談した。
40代の相談事例と口コミ
事例①【40代夫婦】
共働きで月収は夫婦合わせて40万円。夫は4社約160万円、妻は5社約100万円の借金があり自転車操業状態だった。月10万円の住宅ローンや月8万円の食費が家計を圧迫し、生活費や返済資金を補うために借金を繰り返していた。
事例②【40代夫婦】
夫婦合わせて月収は25万円。夫は2社約40万円、妻は4社約120万円の借金があった。食費や日用品など生活費を、支払いの目途がないのにカードで購入していて返済できなくなった。
これまで家計の足りない分を親から援助してもらうこともあったが、いつまでも親を頼るのは気が引けると、自立して任意整理すること決意。
50代の相談事例と口コミ
事例①【50代男性】
男性の月収は15万円ほどで、両親と共有名義の住宅ローンが払えなくなり、協会に相談。住宅ローンは約1,900万円、他にも3社から200万円以上の借金があった。
事例②【50代男性】
世帯収入は月46万、支出は住宅ローンの返済10万円を含めて月34万円。消費者金融等の借金4社170万円や自動車ローンも返済もあった。借金返済のためにも借金をしていて、収入も減ったことから今後さらに苦しくなると考え、法テラスに相談。
60~80代の相談事例と口コミ
事例①【60代男性】
年金とパート収入で月収は約20万円。家族の医療費など生活費を補うために借金を重ね、残債は2社90万円。返済のためにも借金をしたが、生活が苦しくなり協会に相談した。
事例②【80代女性】
年金と娘の収入を合わせて月収は23万円。2社の信販会社からの借金返済を含むと支出は月23万5千円で赤字状態だった。借金が膨らんだ原因はリボ払いで、毎月返済しているのに元金が減らないため、協会に相談した。
このほかにも多くの方々が日本クレジットカウンセリン協会のサポートを受けて、借金問題を解決、生活の立て直しに成功しています。
日本クレジットカウンセリング協会は実績豊富で評判のよい組織
日本クレジットカウンセリング協会のこれまでの任意整理の件数は、約50,000件!口コミを見ても評判の高さがうかがえます。
カウンセリングは最寄りの相談室まで足を運ばなくてはいけない、近くに無い場合は複数回に及ぶと交通費がかさむ等のデメリットはありますが、それを上回るほど多くのメリットがあります。
日本クレジットカウンセリング協会で任意整理をするメリット
通常、任意整理は弁護士や司法書士に依頼して行うものですが、1社あたり3~5万円の着手金や10%の減額報酬(50万円減額できた場合は5万円)を支払わなくてはいけません。
任意整理は債務整理の中では最も費用は安いとはいえ、最低でも数万円は必要です。「任意整理を考えているけれど費用が心配…」という方はぜひ日本クレジットカウンセリング協会を利用してください。
任意整理を無料で行えるのは、日本クレジットカウンセリング協会だけです。
また、引き直し計算をして残債の見直しを行っているので過払い金の有無を調べてもらえます。過払い金とは、過去に払いすぎていた利息のことで、利息制限法金利で計算し直すことによって発生しているかどうかがわかります。
債権者と交渉する際も、相談者の立場に立って交渉してくれるので心強いです。
まずは多重債務ほっとラインに電話!借金減額診断を使ってみるのもおすすめ
日本クレジットカウンセリング協会は、電話相談からカウンセリング、任意整理までもが無料で行える組織です。
まずは気軽に多重債務ほっとラインに電話してみましょう。アドバイザーカウンセラーが丁寧かつ的確にアドバイスしてくれます。
日本クレジットカウンセリング協会に相談する前に、自分の借金がどれだけ減額できるのか、事前に「借金減額診断」や「借金減額シミュレ―ター」で診断しておくのもおすすめです。
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